このツールについて
YAO MATRIXは、断易(だんえき、六爻占術)という中国古典の占術を、自分で行うためのツールです。
断易は、コインを6回投げて「卦(か)」という図形を立て、その形と、占った日の暦(月建・日辰)との関係から、物事の吉凶や成り行きを読み解く占術です。数百年にわたり実占の書物が積み重ねられてきた、体系立った占いの一つです。
このツールは、断易を「他人に鑑定してもらうもの」ではなく、利用者ご自身が占い師として使うための道具として作られています。コインを投げて卦を立てる工程まではこのツール(YAO MATRIX)が、その卦をどう読み解き、鑑定文にまとめる工程はChatGPT(GPTs)が、それぞれ担う二段構えの仕組みになっています。
使い方の流れ
- 質問カテゴリを選ぶ
- 相談内容を具体的に書く(できるだけ詳しく書くほど、後の鑑定文が状況に寄り添ったものになります)
- コインを6回、実際に自分の手で投げる(自動では進みません。一回一回投げることに意味があります)
- 表示された内容をコピーし、GPTs(専用のリンクからChatGPTを開く)に貼り付ける
鑑定文について、大切なお願い
GPTsが出力する鑑定文は、あくまで「鑑定の筋道」を示したものです。そのまま相談者に渡す完成品ではありません。文章はあえて必要最低限かつ簡潔に書かれています。これは、断易という占術は最終的に占い師自身の言葉で語ることに意味があるためです。出力された内容を土台に、ご自身の言葉・スタイルで仕上げてお使いください。
2つの鑑定モード
- 純粋鑑定: 断易の専門用語を一切使わず、経験豊富な鑑定師が直接語りかけるような自然な文章になります。相談者にそのまま近い形で伝えたい場合に向いています。
- 解説付き: 世爻・応爻・用神・六親などの断易用語を使いながら、それぞれの意味を説明しつつ鑑定文が作られます。ご自身が断易を学びながら使いたい場合や、判断の根拠を詳しく確認したい場合に向いています。
結果画面で、どちらか一方を選んでからコピーしてください。
断易を知らない方へ
断易は、「一つの卦で一つの事柄を占う」ことを伝統的な作法としています。複数のことを同時に占いたい場合は、まず一つに絞り、もう一つは日を改めて別々に占うことをお勧めします。
もう少し詳しい方へ
このツールの判断ロジックは、『卜筮正宗』(王洪緒)の記述を主な典拠とし、用神が複数出た場合の取捨基準など一部の判断は『増删卜易』(野鶴老人)の記述で補っています。両書の記述が一致する箇所は、特に確度の高い判断として扱っています。基礎となる納甲・六親の算出は、京房系の筮法に基づいています。
起卦の方法は、コイン3枚を6回投げる「三枚銭法(金銭卦)」を採用しています。これは断易(六爻占術)で広く使われている方法です。
一次資料で判断が確認できない箇所(取捨の優先順位が定まらない候補が複数残る場合など)は、Python側では無理に断定せず、判断の材料をそのままChatGPT側に渡し、そこで総合的に判断する設計になっています。単純に点数化して機械的に一つの答えを出す、という作り方はしていません。
乱数について
占いの根本には、「意味のある偶然」という考え方があります。同じ質問を何度尋ねても、そのたびに違う卦が出るのは、コインの表裏が純粋な偶然によって決まっているからです。この偶然性の質が、占いの土台そのものだと言えます。
一般的なAI占いツールの多くは、コンピューターがアルゴリズムで計算して作り出す「疑似乱数」を使っています。これは計算式から導き出される、規則性を持った数字の並びであり、厳密には本当の偶然ではありません。
このツールでは、通常のコンピューター乱数に加えて、物理的な現象に由来するエントロピー(予測不可能性の源)を取り込んだ乱数源を使うよう設計されています。たとえば、溶岩ランプの中を漂う液体の予測不可能な動きをカメラで捉えてデジタル化する、といった、現実世界の物理現象そのものを乱数の種にする仕組みが知られています。このツールの乱数源も、そうした物理的な予測不可能性を取り込んだ方式を採用しています(通信環境によっては、通常のコンピューター乱数に切り替わることもあります)。
占いという行為の性質上、この「偶然の質」にもこだわって作られたツールです。
ご相談内容の取り扱いについて
入力していただいた相談内容は、鑑定材料を作るための処理にのみ使われ、サーバーに保存されることはありません。詳しくは利用規約・プライバシーポリシーをご確認ください。
うまく動かないとき
「卦の解決に失敗しました」という表示が出た場合は、通信が一時的に不安定になっている可能性があります。しばらく待っても自動では復帰しないため、結果画面の「最初からやり直す」を押して、もう一度お試しください。