[
  {
    "用語": "本卦",
    "平易な言い換え": "占いで最初に得られた卦",
    "簡潔な説明": "コインを6回投げるなどして立卦した際に得られる、変化前の卦そのもの。"
  },
  {
    "用語": "之卦",
    "平易な言い換え": "動いた爻が変化した後の、未来側の卦",
    "簡潔な説明": "本卦のうち老陽・老陰で動く爻が反対の陰陽に転じた後の卦。同じブロック内の他の爻が動くと、動いていない爻でも干支が変わることがある。"
  },
  {
    "用語": "世爻",
    "平易な言い換え": "相談者自身を表す爻",
    "簡潔な説明": "六爻のうち、占いをする本人の立場を表すと定められた1本。"
  },
  {
    "用語": "応爻",
    "平易な言い換え": "相手や外部の状況を表す爻",
    "簡潔な説明": "六爻のうち、相談者と対になる相手・第三者・外部の状況を表すと定められた1本。"
  },
  {
    "用語": "閒爻",
    "平易な言い換え": "世爻でも応爻でもない、無関係な位置の爻",
    "簡潔な説明": "六爻のうち世爻・応爻のどちらにも該当しない爻。占いたい内容を表す爻(用神)が複数現れた際、閒爻にある候補より世爻にある候補が優先される。"
  },
  {
    "用語": "六親",
    "平易な言い換え": "爻が何を表すかを示す5つの役柄(父母・兄弟・子孫・妻財・官鬼)",
    "簡潔な説明": "卦の宮の五行を基準にした五行の生剋関係によって、各爻に父母・兄弟・子孫・妻財・官鬼のいずれかが割り当てられる。占いたい内容を表す爻(用神)を選ぶ手がかりになる。"
  },
  {
    "用語": "用神",
    "平易な言い換え": "占いたい内容そのものを表す爻",
    "簡潔な説明": "六親(または世爻・応爻そのもの)のうち、実際に占的(知りたいこと)に対応するものとして採用する爻。同じ六親の爻が卦の中に複数あっても、それだけでは「採用してよい」ことにはならない。"
  },
  {
    "用語": "用神多現",
    "平易な言い換え": "占いたい内容を表す爻の候補が、卦の中に2つ以上ある状態",
    "簡潔な説明": "同じ六親を持つ爻が本卦・伏神に複数現れている状態。この場合、位置(世爻・応爻)・動静・月破・旬空などの基準でどちらを優先するかを判断する必要がある。"
  },
  {
    "用語": "伏神",
    "平易な言い換え": "卦の中に見当たらない役柄を、同じ宮の他の卦から借りて補う仕組み",
    "簡潔な説明": "本卦に特定の六親が欠けている場合、同じ宮(五行のグループ)の代表卦から該当する爻を借りて割り当てる。伏神はその爻位に「伏している」だけで、世爻・応爻そのものにはならない。"
  },
  {
    "用語": "飛神",
    "平易な言い換え": "伏神の上に乗っている、本卦側の爻",
    "簡潔な説明": "伏神が伏せられている爻位に、本来その本卦が持っている爻。伏神が表に出て使えるようになるかどうかは、この飛神との関係(冲されているか・剋されているか等)で判断する。"
  },
  {
    "用語": "父母",
    "平易な言い換え": "「親・目上・文書」を象徴する役柄(実際の家族本人を指す言葉ではない)",
    "簡潔な説明": "六親の一分類。爻がこの役柄に分類されるというラベルであり、常に相談者の実の親のことを意味するわけではない。このツールでは、家族(親・目上)に関する占いの用神(占いたい内容を表す爻)として扱う。"
  },
  {
    "用語": "兄弟",
    "平易な言い換え": "「兄弟・友人・同僚・競争相手」を象徴する役柄(実際の兄弟本人を指す言葉ではない)",
    "簡潔な説明": "六親の一分類。このツールでは、兄弟・友人・同僚に関する占いの用神として扱うほか、恋愛の障害要因(ライバル)を表す既定の役柄としても使う。"
  },
  {
    "用語": "子孫",
    "平易な言い換え": "「子供・部下・弟子」を象徴する役柄(実際の子供本人を指す言葉ではない)",
    "簡潔な説明": "六親の一分類。このツールでは、子供・部下・弟子に関する占いの用神として扱う。"
  },
  {
    "用語": "妻財",
    "平易な言い換え": "「金銭・財産」を象徴する役柄(実際の妻本人を指す言葉ではない)",
    "簡潔な説明": "六親の一分類。このツールでは、金銭・財運に関する占いの用神として扱うほか、恋愛関係の質問で相談者が男性・相手が女性の場合に限り、相手(交際相手)を表す役柄としても使う。"
  },
  {
    "用語": "官鬼",
    "平易な言い換え": "「仕事・地位」を象徴する役柄",
    "簡潔な説明": "六親の一分類。このツールでは、仕事・転職・昇進に関する占いの用神として扱うほか、恋愛関係の質問で相談者が女性・相手が男性の場合に限り、相手(交際相手)を表す役柄としても使う。"
  },
  {
    "用語": "動爻",
    "平易な言い換え": "変化の途中にある爻",
    "簡潔な説明": "コインの出方が老陽・老陰だった爻。之卦ではこの爻の陰陽が反転する。"
  },
  {
    "用語": "静爻",
    "平易な言い換え": "変化しない爻",
    "簡潔な説明": "コインの出方が少陽・少陰だった爻。之卦でも陰陽は変わらない。暗動・日破・冲空則実などの現象は静爻にのみ適用される。"
  },
  {
    "用語": "本卦動爻",
    "平易な言い換え": "本卦の中にある、変化の途中の爻",
    "簡潔な説明": "本卦の6本の爻のうち、動爻(コインの出方が老陽・老陰だった爻)であるもの。伏神・飛神・之卦変爻ではなく本卦自身の爻であることを明示する呼び方。"
  },
  {
    "用語": "本卦静爻",
    "平易な言い換え": "本卦の中にある、変化しない爻",
    "簡潔な説明": "本卦の6本の爻のうち、静爻(コインの出方が少陽・少陰だった爻)であるもの。伏神・飛神・之卦変爻ではなく本卦自身の爻であることを明示する呼び方。"
  },
  {
    "用語": "月建",
    "平易な言い換え": "占った月の干支(の地支)",
    "簡潔な説明": "節気(節入り)を基準にした「節月」の地支。旧暦カレンダー上の月番号とは一致しない場合がある。"
  },
  {
    "用語": "日辰",
    "平易な言い換え": "占った日の干支",
    "簡潔な説明": "占いを行ったその日の十干十二支。旬空(空亡)の算出にも使う。"
  },
  {
    "用語": "六合",
    "平易な言い換え": "相性の良い地支の組み合わせ",
    "簡潔な説明": "十二支のうち特定の2支の組み合わせ(子丑・寅亥・卯戌・辰酉・巳申・午未)。世爻・応爻の関係などで「有情」の一次証拠として扱われる。"
  },
  {
    "用語": "六冲",
    "平易な言い換え": "ぶつかり合う地支の組み合わせ",
    "簡潔な説明": "十二支のうち正反対に位置する2支の組み合わせ(子午・丑未・寅申・卯酉・辰戌・巳亥)。月建・日辰との六冲は月破・日冲の前提条件になり、世爻・応爻の関係などでは「無情」の一次証拠として扱われる。"
  },
  {
    "用語": "月破",
    "平易な言い換え": "爻が、占った月の地支とぶつかっている状態",
    "簡潔な説明": "爻の地支が月建と六冲の関係にあること。六冲であるという事実と、実際にその爻が壊れて使えないことは別問題であり、後者は逢破不破の判断を別途要する。"
  },
  {
    "用語": "日冲",
    "平易な言い換え": "爻が、占った日の地支とぶつかっている状態",
    "簡潔な説明": "爻の地支が日辰と六冲の関係にあること。この同じ機械的事実が、静爻の旺衰状態によって暗動(プラス寄り)にも日破(マイナス寄り)にもなる。"
  },
  {
    "用語": "月合",
    "平易な言い換え": "爻が、占った月の地支と相性が良い状態",
    "簡潔な説明": "爻の地支が月建と六合の関係にあること。"
  },
  {
    "用語": "日合",
    "平易な言い換え": "爻が、占った日の地支と相性が良い状態",
    "簡潔な説明": "爻の地支が日辰と六合の関係にあること。旬空の爻がこの状態にあり、かつ日辰と六冲もされていると「冲合開」という論点が生じる。"
  },
  {
    "用語": "旬空",
    "平易な言い換え": "その日の干支の巡りに存在しない地支(空亡・お休み中の爻)",
    "簡潔な説明": "日の六十干支が一巡する間、2つの地支は割り当てを持たない。その地支に当たる爻は「空亡」となり、力を発揮しにくいとされる。"
  },
  {
    "用語": "同支",
    "平易な言い換え": "2つの爻の地支がまったく同じであること",
    "簡潔な説明": "世爻・応爻など、比較する2つの地支が同一である状態。六合・六冲のどちらでもない関係の一種。"
  },
  {
    "用語": "暗動",
    "平易な言い換え": "本来強いはずの爻が、目に見えない形で動いている状態",
    "簡潔な説明": "日辰(その日の干支)と六冲する静爻のうち、旺相(季節的に勢いがある)なものは、見かけ上は静いていても実は内部で動いているとみなす。"
  },
  {
    "用語": "日破",
    "平易な言い換え": "本来弱いはずの爻が、その弱さゆえに壊されている状態",
    "簡潔な説明": "日辰と六冲する静爻のうち、休囚(季節的に弱っている)なものは、暗動とは逆にマイナスの意味で壊される(日破)とみなす。"
  },
  {
    "用語": "逢破不破",
    "平易な言い換え": "月破のはずの爻が、実は救済されていて実質的には壊れていない状態",
    "簡潔な説明": "爻が月建と六冲(月破)している場合でも、日辰との同支・比和・生じる等の要因が救済になっていれば、構造上は月破でも実効性が弱いと判断できる。基礎となる月破という事実自体は書き換えない、別軸の判断。"
  },
  {
    "用語": "冲空則実",
    "平易な言い換え": "空亡(お休み)のはずの爻が、日辰の冲で一時的に実体を取り戻す現象",
    "簡潔な説明": "旬空の爻が日辰と冲すると、一時的に実体化するとされる。"
  },
  {
    "用語": "冲合開",
    "平易な言い換え": "合わさって閉じていた関係が、冲によって開かれる現象",
    "簡潔な説明": "爻が月建または日辰と六合しつつ、同時に日辰とも六冲している場合に生じる現象。開かれることが吉か凶かは、合わさっている対象が忌神か、用神を助ける存在かによって変わる。"
  },
  {
    "用語": "冲散",
    "平易な言い換え": "弱った動爻が、日辰の冲でさらに散じてしまう可能性",
    "簡潔な説明": "休囚無気な動爻が日辰と冲され、かつ助けとなる証拠が無い場合に生じうる現象。ただし一次資料自体が「実際に散じるのは百件中一、二件」と述べており、機械的に断定すべき現象ではないとされる。"
  },
  {
    "用語": "出伏",
    "平易な言い換え": "隠れている伏神が、表に出て実際に使えるようになること",
    "簡潔な説明": "伏神が、その上に乗る飛神との関係(冲されている・剋されている等)によって、隠れた状態から実際に働ける状態に転じること。"
  },
  {
    "用語": "飛神冲開",
    "平易な言い換え": "伏神の上に乗る飛神が、月建・日辰から冲されている状態",
    "簡潔な説明": "出伏(伏神が表に出られるか)を判断する複数の独立した条件のうちの1つ。"
  },
  {
    "用語": "飛神被制",
    "平易な言い換え": "伏神の上に乗る飛神が、月建・日辰から剋されている状態",
    "簡潔な説明": "出伏を判断するもう1つの独立した条件。飛神冲開とは別の機械的事実であり、まとめて「出やすさ」に丸めない。"
  },
  {
    "用語": "回頭生剋",
    "平易な言い換え": "動いた爻が、変化した先の爻から助けられる(回頭生)か、妨げられる(回頭剋)かという関係",
    "簡潔な説明": "動爻が之卦で変化した先の爻(変爻)が、元の動爻を五行で生じれば回頭生(プラス)、剋せば回頭剋(マイナス)となる。"
  },
  {
    "用語": "化進神・化退神",
    "平易な言い換え": "動いた爻が、変化した先で勢いを増す(化進神)か弱める(化退神)かという関係",
    "簡潔な説明": "動爻と変爻が同じ五行のまま、地支の巡りで先へ進めば化進神、後ろへ戻れば化退神とされる。"
  },
  {
    "用語": "有情",
    "平易な言い換え": "世爻と応爻が、助け合う・寄り添う関係にあること",
    "簡潔な説明": "世爻・応爻の地支が六合の関係、または五行が相生の関係にある場合の一次的な評価。ただしこれだけで吉と即断はできず、旬空・月破など他の要因と合わせた判断が必要。"
  },
  {
    "用語": "無情",
    "平易な言い換え": "世爻と応爻が、反発し合う関係にあること",
    "簡潔な説明": "世爻・応爻の地支が六冲の関係、または五行が相剋の関係にある場合の一次的な評価。有情側に比べ、これを裏付ける具体的な古典の実占例は少ない。"
  },
  {
    "用語": "両論",
    "平易な言い換え": "世爻と応爻の関係に、助け合う面とぶつかる面の両方が見つかった状態",
    "簡潔な説明": "地支関係(六合)と五行関係(相剋)のように、有情の根拠と無情の根拠が同時に存在する場合の評価。どちらか一方に単純化せず、両方の証拠をそのまま併記する。"
  },
  {
    "用語": "判断材料不足",
    "平易な言い換え": "世爻と応爻の関係から、助け合うともぶつかるとも言えない状態",
    "簡潔な説明": "地支関係(六合・六冲のいずれでもない)にも五行関係(相生・相剋のいずれでもない)にも該当しない場合の評価。有情・無情どちらの一次証拠にも当たらない。"
  },
  {
    "用語": "世生応",
    "平易な言い換え": "相談者(世)の側から、相手(応)へ一方的に働きかける関係",
    "簡潔な説明": "世爻の五行が応爻の五行を生じる方向。相手に働きかける・エネルギーを注ぐ関係とされ、応生世とは質的に異なる含意を持つとされる。"
  },
  {
    "用語": "応生世",
    "平易な言い換え": "相手(応)の側から、相談者(世)へ働きかけてくる関係",
    "簡潔な説明": "応爻の五行が世爻の五行を生じる方向。相手が積極的に関わってくる関係とされる。"
  },
  {
    "用語": "候補状態",
    "平易な言い換え": "用神候補どうしを比べるときの1つ目の基準: そもそも手がかりとして成立しているか",
    "簡潔な説明": "用神候補が複数ある場合の比較基準の1つ。月破・旬空・日冲などが絡んで手がかりとして弱くなっていないかを、他の基準(世応位置・動静等)より先に見る。このツール独自の分類名であり、古典に直接対応する固有名詞ではない。"
  },
  {
    "用語": "世応位置",
    "平易な言い換え": "用神候補が、世爻・応爻・閒爻のどこにあるか",
    "簡潔な説明": "占いたい内容を表す爻の候補が複数現れた際、世爻にある候補を優先するという基準。応爻の扱いは資料によって明確でない部分があり、世爻と応爻が直接競合する場合はこの基準だけでは決められない。「世爻位置」「応爻位置」(それぞれの爻位そのもの)とは別の言葉なので注意。"
  },
  {
    "用語": "動静",
    "平易な言い換え": "用神候補が、動爻(変化中)か静爻(変化なし)か",
    "簡潔な説明": "用神候補が複数ある場合の比較基準の1つ。動爻である候補を、静爻である候補より優先するという基準。"
  },
  {
    "用語": "旺相休囚死",
    "平易な言い換え": "季節によって、その五行がどれだけ勢いがあるかを表す5段階",
    "簡潔な説明": "月建の五行を基準に、各五行が「旺(最も勢いがある)」「相」「休」「囚」「死(最も弱い)」のどれに当たるかを判定する。暗動と日破の区別など、多くの判断の前提になる。"
  }
]
